2021年2月3日水曜日
2020年11月5日木曜日
ソニーフラットスピーカー
このところ1980年代(バブルの我が国が元気な頃の)オーディオや機械式カメラを改めていじっている。システムコンポなどそれほど高級でないものでも実力ある品が多かったことを改めて認識することになった。当時フロントローディングレコードプレーヤーはソニー、パイオニアだけでなく多くのメーカーから出されていた。アンプなどを上に載せることでき便利だった。ソニーのPS-FL77はレコード選曲機能はないが(むしろそれは故障の可能性が高い)デザインも優れていた。
入手し管球アンプ、古い山水SP-70で聴くとクラシック、ロック外ジャンルを問わず驚く臨場感。同じ録音のCDは確かに雑音がなくきれいではあるもののなにかもの足らないのだ。考えれば、ライブではクラシックでも下手をすれば咳が聞こえたりで、無音はあり得ない。11月3日はレコードの日だとか。アメリカでLPの売り上げがCDを上回ったの記事があった。ハイレゾリューション云々、数百万もするシステム、どうも平らで静かだが「臨場感」に欠けると思う。
そうしたとき、ソニーのフラットスピーカー(APM-500)をたまたま入手。1980年代半ばバブル期の物だ。当然ながらウーハーのウレタンエッジはぼろぼろ。なぜこんなものを使ったのか呆れる。しかし勿論低域不足だが案外まともな音が出てビックリ。で、エッジを何とかしようと考え、検索すると修理の例やら音がまともだとか出てきた。しかし修理は案外高くペアで1.5万はかかりそう。見ていくと自身で直したサイトもあって、マスキングテープでとりあえず、があった。本格的にの前作業として、剥がしても糊残りのないテープとはよく考えたものだ。そこで我が家にもあるので、早速実行。結果、驚くことに低域復活大音量にも耐え、剥がれそうでもなく大成功。すりばち型のコーンSPと何となく違う平面波の音が案外自然で驚き。ソニーももっと頑張ればよかったのに、と思う。
実際の作業は4角い平面だから簡単。ただ、平均にしかもある程度ピストンモーションが出来る余裕をもって貼らなければならない。一度片寄ってしまったようで音量を上げるとガサゴソボイスコイルが当り、やり直し。音出ししながらテープ貼りをするとうまくいった。ちなみにテープはカモ井加工紙㈱のマスキングテープ・ルパン2.4mm幅。元々外装などの工事に使う物で、幅も丁度よかった。
1980年代のオーディオはすべからく大事にすべきと思う。何しろソニーPS-FL77は気に入り万一のためにもう一台買ってしまったほどなのだ。
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2020年9月18日金曜日
ミューザ川崎シンフォニーホール コンサート
Covid-19のため3月みなとみらいホールでの読売日本交響楽団によるブラームス交響曲第1番が中止。その頃予約した9月13日ミューザ川崎シンフォニーホールでの、ベートーヴェン生誕250年にちなんだピアノ協奏曲第0番他が開催されるか気を揉まされた。
幸い行われることになり(人数など調整は大変だったと思われる)知人と鑑賞できた。チケットを係りがも切るのが普通だが、感染予防のため自分で切り見せた後箱に入れるという方法だった。もちろん席は間引かれ満席の半分程。お陰で知人との開けた席にバッグが置けた。
さていよいよ演奏開始が近付き、万雷(いつもより少ない聴衆が精一杯)の拍手で若い指揮者登場。演奏者も機会を失ってきたせいで喜びが顔に現れている。すると指揮台に小走りで向かい拍手が鳴り止む前に指揮棒を振り下ろし、スッペの喜歌劇詩人と農夫序曲が始まった。
楽団員も喜び爆発。えらく元気な農夫といった風情。指揮者原田慶太楼はシンシナティポップス・オーケストラでの経験もあるとのことで明るくメリハリの聞いたよい意味でアメリカの響き。
ベートーヴェンピアノ協奏曲0番は14才で作曲。オーケストレーションは失われていたが後年1943年に復元され今回はそれによる演奏。モーツァルトの影響はあるものの後のベートーヴェンを思わせる爽やかで親しみやすい楽曲。終わりが少々淡白に私には思える。ソリストはこれも若手鐵百合奈。
終わりはプロコフィエフ交響曲第5番。大太鼓が大活躍、まるで太鼓交響曲のようだった。とにかく聴衆も演奏者も喜びが満ち溢れる久し振りのコンサートだった。Covid-19の終息を願わずにはいられない。
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2019年8月23日金曜日
参議院議員選挙が終わって
7月21日参議院選挙は統一地方選挙と同じ年に行われるのは12年ぶり、前回は第一次安倍内閣退陣につながる与党に厳しい結果だった。さて今回は・・・、と言ったマスコミ報道が賑やかだった。選挙後まだ一か月しか経っていなのだがずいぶん前のことのように感じるのは私だけではないだろう。
結果は与党過半数の勝利だったが、マスコミによっては殊更改憲勢力2/3割れを強調するものもあった。注意を要するのはれいわなんだらとNHKから国民を守る党が議席を得たことだ。れいわ・・・は島根・鳥取県、徳島・高知県合区による救済としての特定枠(自民の発想と言ってよい)をちゃっかり利用し2議席 。NHKから・・・は1議席。共に野党気味の有権者の投票行動の結果との見方が多い。野党の存在感の薄さによるのだろうが、今後に注意しなければならない。N国は4月の統一地方選挙で船橋市議外30数名の地方議員も得ている。
選挙戦を通して問題だったのは政策論争がほとんどなく、野党は老後資金不足2000万円、与党は安定した国政運営の主張だけと言ってよい状態だったことである。そうしたこともれいわ・・・、N国・・・の極端な主張が一定の集票力を示すことになった。更に参院選挙区選投票率48.80%の低さに注意を払わなければならない。学校の成績でも及第点は6割の得点は当たり前なのだから投票率も最低60%は必要。何せ有権者の半数は投票していないのだから民意を表すとは言えない状況と認識しなければならない。
少子高齢化社会を迎え消費税は避けられないことを分かっていても、選挙戦を通して野党は税率アップの反対だけ。与党は無駄を省き財政健全化の観点への言及がなかった。また、軽減税率の複雑さは商店への負担も大きく、混乱は必至だ。10%は許すとして低所得層には給付を行う方が分かりやすかったはずだ。
さらに、我が国を取り巻く世界状況は瞬時の油断も許されず安定した政権が求められるのは当然。我々は主権者として、納税者として自覚を持って政治の状況を注視していかなければならない。
2019年6月27日木曜日
パレスサイドビルのセブ-ンイレブン
このところ話題のコンビニ業界の雄セブン-イレブン、1927年テキサス州ダラスで創業がルーツ。日が昇るとともに農作業をはじめ日が落ちると終わる、自然の営みに合わせた商いを「深夜11時」まで延し利便性を高めた。1946年7-Elevenに名称変更。
いつの間にか イトーヨーカ堂が買収し日本の会社に。今でも米国7-Eleven, Inc.本社はダラス。一時期我が国の経済発展はニューヨークロックフェラーセンターを三菱地所が買収などに至った。アメリカは日米構造協議を通じて大店法改正などを行わせ、我が国ではバイアメリカンの掛け声の基中央省庁で公用車にアメ車を買ったりだった。
バブル崩壊以後30年を失いGDPで中国に抜かれ、世界における日本の地位低下は顕著で企業ランキング最高位のトヨタでさえ10位が現状。そうしたときにコンビニ業界での24時間営業のオーナーに与える過酷な実態が明るみになった。セブン-イレブンの対応に批判が起こり見直しなどを表明、社長交代にも繋がった。ここは原点回帰朝7時から夜11時に戻したら・・・との意見も、である。
久しぶりに竹橋のパレスサイドビルに土曜日行くことがあった。セブン-イレブンとファミリーマートがある。セブン-イレブンは休みだった。掲示には土曜日7時から14時とあるがやってなくゆとり営業なのかもしれない。会社の広報はどうなっているのか知らないが試行錯誤すべきだろう。
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パレスサイドビルのセブン-イレブン
このところ話題のコンビニ業界の雄セブン-イレブン、1927年テキサス州ダラスで創業がルーツ。日が昇るとともに農作業をはじめ日が落ちると終わる、自然の営みに合わせた商いを「深夜11時」まで延し利便性を高めた。1946年7-Elevenに名称変更。
いつの間にか イトーヨーカ堂が買収し日本の会社に。今でも米国7-Eleven, Inc.本社はダラス。一時期我が国の経済発展はニューヨークロックフェラーセンターを三菱地所が買収などに至った。アメリカは日米構造協議を通じて大店法改正などを行わせ、我が国ではバイアメリカンの掛け声の基中央省庁で公用車にアメ車を買ったりだった。
バブル崩壊以後30年を失いGDPで中国に抜かれ、世界における日本の地位低下は顕著で企業ランキング最高位のトヨタでさえ10位が現状。そうしたときにコンビニ業界での24時間営業のオーナーに与える過酷な実態が明るみになった。セブン-イレブンの対応に批判が起こり見直しなどを表明、社長交代にも繋がった。ここは原点回帰朝7時から夜11時に戻したら・・・との意見も、である。
久しぶりに竹橋のパレスサイドビルに土曜日行くことがあった。セブン-イレブンとファミリーマートがある。セブン-イレブンは休みだった。掲示には土曜日7時から14時とあるがやってなくゆとり営業なのかもしれない。会社の広報はどうなっているのか知らないが試行錯誤すべきだろう。
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2019年3月29日金曜日
平成最後の統一地方選挙
地方選挙は民主主義の学校といわれる大切なもので、市民生活に身近な課題が政策として争われる。しかしこのところ投票率は漸減傾向で、さらに県議、市議選挙に無投票選挙区が増えていて大きな問題が発生している。定数しか立候補者がいなければそのまま当選となり、政策を訴えることなしに議席につくことになる。有権者は選択肢がなく大きな問題。人手不足も候補者にもの現象だが、深刻で民主主義の根幹である選挙が行われないのでは議員の正当性もその議会及び自治体の正当性も疑われることになる。実際、今回神奈川県では何と14選挙区で県議選が無投票の可能性があり、横浜で西、中、南、金沢、都筑区が無投票になりそうで、市議選でも神奈川区が無投票の様子。374万の大都市でのことで驚くとともに深刻な状況である。
普段から投票に行っても何も変わらないなどという人がいるが、決してそうではなく先ず投票してその上で市民、県民の権利として様々注文をつけなければならない。横浜市では中田市長の折横浜緑税が導入され、市民税に上乗せされ徴収されている。しかし総額いくらになって、どう使われているのか知っている市民はどれほどいるのだろうか。これだけを見ても私たち「主権者」は面倒でも関心を持たなければならない。ちなみに平成29年度は徴収税額28億円(市民税上乗分17億、法人税上乗せ分11億)、年間市民税上乗せ800円と少額だから・・・、ではなく注視したい。根岸駅前の根岸本牧線には街路樹があったが電線地中化工事に伴い伐採されてしまい、緑が減少した。
大阪府、大阪市では都構想、住民投票で否決されているにもかかわらず再び知事市長同時辞任で選挙という大阪維新の党利党略による選挙を私物化する暴挙に、橋下時代に続いて出た。無駄な出費を許さないとする維新との整合性をどう考えているのか何らかの法規制が必要なのではないか。正当な選挙で選出された公人は自己都合による辞任後その結果行われる選挙に出ることを禁止すべきだ。これでも大阪府、市のクロス辞任出馬を阻止できず更なる法規制が必要。いずれにしろ大阪府民市民の良識がかかっている。
こと大阪だけでの問題でなく、地方自治・議会制民主主義を守るためにもまずは地元の選挙で投票し、意識を高めなければならない。
*横浜市会 横浜市HP
記事 平成31年3月28日現在
2019年1月14日月曜日
Bluetooth Audio Adapter
山水SP-70を入手し、半世紀近く前の品質に改めて驚き久しぶりにジャンルを問わない「音楽」を楽しむことになった。気になったのはFMの音質。民放各局の音量レベルがNHKに比しかなり高いことだ。さらに帯域バランスが自然なのはNHKで民放はデスクトップオーディオ辺りに合わせたかのような中低域が強調されたもので、今まで気づかなかった。
使用アンプはプリ、メインともにZAIKZ(安斉勝太郎氏のブランド名)。メインアンプは整流管、WE310A、WE350Bシングルの構成。高々8W程度の出力だがSP-70の能率が92dbあるので十分以上の音量が得られ、今どきの何か抑え込まれたような音質と異なり明るく爽やかな解放されたもので、全くジャンルを問わず楽しめる。
久しくデスクトップでネットオーディオを聞いていたが、元に戻すことにした。問題が二点、レコードプレーヤーをどこに置くかとスマフォにためた音楽ファイルをどうするかである。最新技術でBluetooth Audio Adapterなるものがあり、数千円で買える。要はスマフォから音楽ファイル、ストリーミングを飛ばしアダプターで受けたものをプリアンプAUXに送り込む、ワイアレスで完成なので手間かからず。便利になったものだ。アダプターに種類があるが使用したのはオーディオに特化したもの。これでYouTube だろうが放送だろうがスマフォから送り出すことができる。古いアンプをお持ちなら改めて現役復帰で活躍してもらったらと思う。
*写真のパワー管はCV-1947。
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2019年1月13日日曜日
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2018年12月26日水曜日
山水Sp-70
最近50年近く前に発売された山水のSP-70というスピーカシステムを入手した。ほとんど使わず保存していたパイオニアのスピーカーユニットPE-16を改めて使おうと思って、アマゾンの品物よりかなり大きなダンボール箱に入れて音出し。今どきの小型SPとまったく違うダイレクトで自然なことに驚く。そこで箱を、になったが指定箱と言わずともかなり高価。
そこで古いシステムを安くと当たっていたところSP-70が少し小ぶりだがバスレフで好み。中身を入れ替えることにした。当時の山水はアンプよりSPシステムに力が入っていたと思えるほどに充実していた。JBLの総代理店の効果もあった。本社に組格子が印象的なOLYMPUSのキャビネットを模した大きな看板があった。
さて、SP-70を手にすると飛騨の家具職人の力を借りたといわれる組格子グリルが狂いもなく素晴らしい。まずは音出し。アンプはプリ、メインとも高名な安斉勝太郎先生制作になるもの。メインは1969年、WE-350Bシングル。パワーは7~8W。やはり今どきの特にデジタルアンプと次元を異にする生々しさ。当時すでにARによるアコースティックサスペンションのブックシェルフが跋扈し始め、ソリッドステートの大パワーで低能率、重いコーン紙を駆動、結果何か詰まった欲求不満の音が普通になりつつあった。
SP-70はブックシェルフながらSPユニットの設計思想は正統派で、能率も92dbと高いもの。なので350Bともよく合い、久しぶりに「音楽」を楽しめた。そのためPE-16の出番がなくなってしまった。デジタル技術の進歩はすさまじいが人の奏でる音楽や声はアナログがいいな・・・になる。ロックバンドのアンプも未だ6550などを使っている。当面この落ち着いた音色を楽しむことにした。
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/sp-70.html
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2018年11月11日日曜日
アメリカ中間選挙
アメリカの中間選挙が終わった。予想通りの結果で別に驚きはない。終盤トランプ大統領が応援したテネシー州上院マーシャ・ブラックバーン氏当選は、若者に圧倒的人気の歌手テーラー・スウィフトが民主党支持を鮮明にし若年層が影響を受けた、といわれ結果が注目されていたが、かえって保守層の結束を高め共和党勝利に繋がった。アメリカはピルグリム・ファーザーズの入植から始まり営々として国を築いてきたコアな階層がトランプ支持者といわれる。こうしたとくに南部の気質が理解できなければトランプを分かることにならない。
嘗て大平総理は国民のバランス感覚と評した、総選挙で自民党が勝つと次の参院選で厳しい結果になりがちな傾向があった。アメリカでもこうしたことが言われ、大統領選挙後の中間選挙では与党に厳しい結果になることが多く(オバマ大統領2期目の中間選挙選挙では上下両院で過半数を失った)バランスをとる国民の意思とされ、上院では共和党が過半数を維持し、下院で過半数を失った。こうした意味からトランプ大統領が選挙はうまく行ったとしたのだろう。
今後、議会運営はいわゆる捻じれになるが、我が国は散々経験してきた。安倍総理によって解消されているがこうした経験も「親しい」トランプに伝授したらよいのではと思う。選挙後ナンシー・ペロシ民主党下院院内総務を評価し可能な面での連携を呼びかけたのは現れだ。内政面での行き詰まりから外交でのトランプ色が強まるのでは、の懸念を伝える論調が多い。確かに自動車関連で米国内生産が多いにもかかわらず、日本はアメリカの自動車を買わず輸出ばかりしていて付けを払わせる云々。トランプは二言目には「金」、これには先手を打たなければならない。TPPは元々アメリカ主導だった。数年前のフロマン首席代表とのタフな交渉を思い出すし当初自民党もどちらかといえば反対だった。それがトランプによってちゃぶ台をひっくり返されたが、なんとその後は日本が主導し、アメリカ抜きで成立することになった。農産物はTPPの方がアメリカにとっても有利なのだが・・・である。アメリカで外交はトランプより安倍のほうが上の評論もある。対北朝鮮は韓国の状況を見れば我が国と米国の緊密な連携が必須だ。
移民問題への対処、減税外トランプは公約を抵抗をものとせず実行しようとしている。公約は破るためにあるなどと揶揄される我が国より分かりやすいともいえる。話は違うが安倍総理は総裁三選を果たした折、謙虚に真摯に丁寧な国会運営に務めると言った。しかし言葉の意味が分っているのかと思わせてしまうのが総理だが、トランプとどこか重なり合う。当面、安倍首相には少なくとも後2年は馬が合うとされるトランプ大統領なのだから、それを活かし我が国益を守ってもらわなければならない。
2018年9月11日火曜日
SONY TR-72
50年来入手したかったSONY TR-72をやっと手に入れた。東京通信工業時代の昭和30年暮れに発売され単一電池3本を使う木製キャビネットのハンディラジオ。当初価格23,000円は当時の国家公務員初任給が9,800円程に比ベ大変高価だった。
ヤマハ製ともいわれる桜材の本体は凝った作りで今も全く狂いがない。さらに使われている金具も真鍮で磨くと当時の輝きを取り戻す。もちろん内部もICではないディスクリート。楕円形のトランジスタを初め部品はオリジナル(ダイオードは交換されているようだが)、正常に受信する。驚くのはその音、ピクニックで屋外に持ち出した折でも十分な音量と、何よりその音質は木製キャビネットと口径の大きなスピーカーによって今どきのデジタル臭いものとは全く次元が違う心地良さだ。初期トランジスタラジオ特有のサーッと言うノイズもほとんどなく石を選別したのだろう。またこの時期のゲルマニウムトランジスタは後のシリコンより音がよい定評がある。
技術の進歩によって高機能なものが安価に提供されているが、およそラジオを聞く本来の機能は当時完成されていたと言える。さらに前述の部品夫々が現在もその機能を果たしていることは驚きである。当時の技術レベルの高さと欧米に追いつけ追い越せの気概が伝わってくる。主にカナダに輸出されそのデザインと品質で好評をはくし、現在もファンがいてeBayでも高額で取引されている。大学時代裕福な友人宅に行ったときに見て欲しかったことを思い出す。幸いほぼオリジなると思われる個体でソニー製品の特徴でもあった素晴らしいデザインと、今も保持している性能を日々楽しんでいる。
技術革新で安価に様々な電気製品が入手できることはよいことだが、趣味性に根ざすものには別の評価基準があって良い。現在も古き良き時代の雰囲気を残し復活させている例がイギリスにある。ロバーツというやはりハンディラジオで1950年代の外観を踏襲していて、一台一台今も手作りというから驚く。残念ながら内部はICによる現代的なもの。
TR-72の内部を見て気付いたのが当時大変貴重だったトランジスタの配線である。ごく初期のモデルにはソケットを使ったものがあるようだが、それはプリント基板にハンダ付けの際熱による損傷を避けるためであった。写真では分かりにくいがその足を曲げて挿入している。コンデンサーなどの足にも同様処理がみられる。これも熱対策で、品質保持に務めていた。こうした気遣いは正に日本的。真空管ラジオもそうだがアナウンサーの声がちゃんと人の声に聞こえる。やたら高機能な家電、値段は高くなるしマイコンが壊れたら機械部分がなんでもなくてもそれまで。使い方がわからないボタンがいっぱい、などというのいはおかしい。TR-72は今でも修理が可能。こうした我が国の高度成長を支えた優れた工業製品を大切にしたい。
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2018年7月28日土曜日
岸田政調会長総裁選出馬断念
岸田政調会長の総裁選不出馬を聞いてそうだろうなと思った。以前からお公家集団と揶揄される宏池会らしい政治家、とは言っても嘗て宮沢は金丸を笠に着た小沢の面接を受けても総裁にの「根性」はあった。今に至ってまで禅譲云々が取り沙汰されることに本人はどう思っているのだろうか。総裁総理を目指すのは国のため、国民のためであっていかな困難があっても己をむなしくして命をかけなければついていく者はいない。次の次なのかの問いに、誰をリーダーにし、どんな体制で臨むのか。国民生活の安定や国際社会の平和や繁栄につながるのか。こういった視点から総裁選を考えるべきではないか。(読売記事)とまるで他人事。菅官房長官は記者会見で、安倍総理に会った事実はない、と不出馬を電話で伝えた前日に会って話をしたとする政調会長の言を真っ向から否定、全く出処進退ができていない。元総理の麻生が副総理、組織論から言えばおかしなことだ。しかしその麻生でさえ総裁選は4度の挑戦だった。小泉純一郎は言うに及ばない。
こうした状況を見るにつけ、昨今野党の体たらくは放おっておいてよいが自民党各「政策集団」間の論争がないに等しいのは主権者たる国民にとっても大問題だ。派閥は人を育て政策を掲げ総理総裁へ闘ったものだ。党執行部に権力集中の小選挙区制導入以来派閥が力を失った結果だ。小選挙区に反対だったがその特性を一番知っていたのが小泉純一郎で、郵政解散時の刺客を見れば明らかだ。
今回の岸田出馬断念に伴い、意欲だけはある野田は元々国家観などなく、総務大臣でありながらの不祥事と身辺からの問題で資格がない。悩ましいのは、石破で自民党が一番苦しいときに党を割っていて、若い党員の中には問題視しない傾向もみられるが信頼性に疑問符がつく。
今更遅いが政治家、官僚、更には責任あると思われていた企業人の倫理崩壊に大方の主権者はあきれている。恥を知らない人物の跋扈が国を危うくすることに気付かなければならない。昨今の自分は特別扱いされてしかるべき、大方の事は許されるとの稚拙なエリート・特権意識からもたらされるのであろう。法律に触れていないから問題ないであるとか、詫びるといいながら誤解を与えたとすれば言葉足らずで・・・、言い訳になりもしない、いや全く悪いと思っていないが謝った形を作っておこうというだけなので、とっくに主権者には見透かされている。今朝も文科省官僚の収賄容疑で逮捕の報道があった。文科省に限らないがモラルは底割れしてしまったようだ。国のトップとしての総理に責任がないとはいえない。
*Wikipedia
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2018年7月9日月曜日
都電荒川線
ゆいの森あらかわ(荒川区立図書館の一つ)に行くことがあり、最寄り駅が都電荒川線荒川二丁目だったので都電の旅と洒落込んだ。横浜市電は昭和47年に廃止されているが、都電はほとんど専用軌道の荒川線が残り今や観光資源にもなっている。
早稲田辺りから乗ったことがあるがもう何年前か忘れた。日曜のせいか大塚駅には狭いホームにいっぱいの客。様々な色を纏った車両が走りすれちがいも楽しい。軌道幅は標準の1,435mm。スリムな車体に比べずいぶん広く感じる。チンチンと懐かしい音、これが電子音でなくベルを叩く昔ながらの方法が残されている。駅はバス停並みの間隔なので、直線なら前後の駅が見える。全線170円、時間はかかるが安い。ほとんど専用軌道ながら下町の風情ある街並みを走る。一部幹線道路で路面電車になったり、大通りを横切るときは電車が信号待ちもある。雨模様の日だったが車内混み合って良い雰囲気だった。都では都電よりさくらトラム東京と呼んでほしいらしいが、都電のほうが「都電」らしい。途中気付いたのが軌道敷内に緑の部分があることで、雑草が生えメンテ不十分なのでは、と思った。ところが翌日の読売新聞朝刊横浜版に写真入りで、都電と横浜市都筑区にある東京都市大環境学部が連携してヒートアイランド対策としての軌道敷緑化実験中の記事があって驚いた。ビル屋上緑化は聞くが、東京オリンピックへ向けたのかも・・・。
ゆいの森あらかわは昨年3月完成の由で、今時のコーヒーショップも併設され、木目を生かし広々とした文化の中心にふさわしいもの。区とはいっても特別区、区長公選、区議会もあって単なる行政区の横浜各区とは自治の度合いが大違い。人口は約22万人で横浜都築区とほぼ同じ。時にはこうした違いにも私達は目を向けたい。
各地で路面電車復活の動きがあり、観光資源としてばかりでなく環境対策の面をいうこともあるが時に政争の具にされるに至っては言語道断で、慎重でなければならない。荒川線に乗れば分かるがそのほとんど専用軌道だったので、道路混雑とも関係なかったため残されることになった。横浜でMM21近辺から本牧、根岸への運動もあるが、関内周辺にしろ本牧の道路幅は狭くおよそ無理としか言いようがない。FCVバスによる排ガスゼロやスマートな車体などによるアピールの方が現実的だ。ややもすると環境派と称するグループは自己主張に終始しむしろ市民から乖離する傾向がある。都電荒川線に乗りながらそんなことも思った。
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2018年6月18日月曜日
明治学院大学主催弦楽四重奏演奏会
日仏交流160年。記念したフランスのディオティマ弦楽四重奏団トークコンサートが白金キャンパスで行われた。ホールは小規模で木の温もりのある好ましいもの。シアター形式ではないので奏者がよくは見えないのは残念。本邦初演の新作もあって気合が入っている。そしてドビュッシー唯一の弦楽四重奏の後トークセッションで終了。現代音楽の新作とドビュッシーの取り合わせがこの四重奏団の性格を表していると思う。精緻なテクニックと豊かな抒情性、既に20年を超える歴史を持つとのことだが今後への期待も大きい。
私は音楽ならラップを除いてジャンルを問わず聴く雑食だが、中学の頃生意気にウエーベルン、シェーンベルク、ベルク、バルトークなどろくに分かりもせずに聞いた。ただレコードから出てくる音に緊張した思い出がある。第二次大戦直後オーストリア占領軍の米兵によって射殺されたウエーベルンの悲劇など時代背景も私に特別な感慨を与えた。今回のトークセッション後会場から「いわゆるクラッシック曲と現代音楽の演奏に対する姿勢は?」といった質問があった。現代音楽の時緊張するなどの答えがあり、嘗て私が感じたと同様の感慨もあるのかと興味を持った。
普段PCを使ったネットワークオーディオでクラッシック、歌謡曲、ロック、オールディーズ、はたまたウエスタンとそこそこの音量で楽しんでいるが、時には生を聴かねばならない。横浜にはみなとみらいホールや音がよいことで知られる県立音楽堂(本年4月から来年5月まで改修工事中)等がある。地域には例えば磯子区の宝積寺・テラノホールがあって、140人規模ながら木を生かした贅沢な作りと、こけら落としがウイーン三羽烏の一人、イヨルク・デームスだったことでも知られる。
音楽情報誌などで分かるがホール主催の低廉な入場料で楽しめるコンサートや、アマチュア楽団のものもあって足を運ぶことがある。今回の明治学院大学でのコンサートは無料で行われた。公開講座など社会還元に熱心な大学があり今回の様な演奏会もある。時に、出かけ知的欲求に資することもよいことと思う。
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2018年5月13日日曜日
ラ・フォル・ジュルネ東京
2018年5月3日木曜日
南北首脳会談
2018年4月28日土曜日
止まらない官僚の劣化
れたの話もあるに至っては何をか言わんやだ。
昨年の前川前文科次官をはじめ、各級政治家、いわゆる一流企業の経営者はたまた有名タレントの不祥事、いずれをとっても自身の立場をわきまえない行動が問題なのだ。自分は人と違うという思いあがった態度に気付かない欠陥人間なのだ。特に官僚はほとんど東大出身者だが、どういった学生時代を送ったのか、大学で道徳教育はと思うかもしれないが最低限の教えが必要だろう。宮沢総理は人事院になぜ東大出身者ばかりなのか、多様性のためにも私大出身者も必要と質した。人事院は公正な選考試験によっての結果と答えると、そうかと納得してしまいそれ以上の進展がなかった。宮沢らしいと言え、以来改善されたと思えない。今回の不祥事を見るにつけ、困難とは言え何らかの人物考査が必要。福田前次官の録音された音声を聞くと一方的で品位のない言い方でおぞましく、ああした男がトップの組織は・・・、と愕然とする。佐川前国税庁長官もそうだが誰のために仕事をしているのかの基本が欠落している。嘗てバブル前日本は経済一流政治三流、しかし優秀な官僚がいるから大丈夫との論調があった。竹下総理は歌手一年総理二年の使い捨てと慨嘆した。もっとも当時のイタリアは内閣平均寿命8ヶ月というひどさだったが。最強官庁財務省というがノーパンしゃぶしゃぶや過剰接待の不祥事によって解体された大蔵省に比せばその権限は較べるべくもない。今回の問題によって再び解体論も出ている。
それにつけても一年間森加計問題にうつつを抜かす野党には呆れるが、元はと言えば妻又は自身が絡んでいれば総理はおろか議員も辞める、の啖呵からだ。今になって謙虚に丁寧に説明といわれても何を今さらになってしまう。野党は相変わらず審議拒否戦術、少なくとも重要法案には応ずるべきだ。業を煮やし解散云々で野党を牽制まであったが困るのは与党だろうという野党国対委員長も不思議で、むしろ政権交代のチャンスと喜ぶべきなのだからだらしない。南北会談が行われ世界が大きく動くこの時期にこんなことをやっている暇はない。世論調査で内閣支持率が一部では26%と危険水域のデータもあるが、自民の政党支持率にあまり変化がないのはこれを示している。だからこそ与党は自覚と国民・主権者への責務を果たさなければならない時期に文科大臣の軽率な行動や、国民の神経を逆撫でする副総理の言動は容認できない。我々は常に監視の手を緩めてはならない。

















