最近のバスは性能も上がり車外車内共に静かになっている。アイドリングストップも加わって信号で停車時は正に無音。それはそれでよいのだが、たとえ満員でも無音。知り合いと乗っているときも話すことさえはばかれる静謐さ。何か緊張感が漂う。
都会人は時に喧噪から逃れ深山幽谷、静かな時を過ごしたいと思っても、実際川のせせらぎ、虫の音だけの場所に身を置けば精々2-3日がよいところ。ネオンと喧噪に戻りたくなるもの。私は以前音響メーカーの無響室に入り、完全無音の世界を体験した。スピーカーの性能試験に使うのだが、強烈な静寂、耳がツーンとする異様な世界。拷問にも等しい環境で耐えられるものでない。同様とはいわないが、たとえ短い時間でも車内の静謐、むしろ異常な緊張をしいられると思うのは私だけではないだろう。
バックグラウンドミュージック、環境音楽、人を和ます音楽がある。秦野の造り酒屋では醸造の際モーツァルトの音楽を聴かせ、結果まろやか、切れの中にも日本酒本来の味わいがあり、何より品格を持った仕上がりと好評とのこと。喜多方にも同様蔵元があり、ベートーベンより良いそうだ。雅楽もいいのではないか、と考えている。
いずれにしろバスの車内、停留所案内、携帯電話使用自粛のお願いアナウンスなど、注意ばかりでは余りにも事務的にすぎる。低い音量でモーツァルトの室内楽とはいわずとも、横浜なら誰でも知っている(はず)の優れた市歌を、室内楽風に演奏したものを流したら、と思う。
*Wikipediaより


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