2013年4月2日火曜日

ミューザ川崎シンフォニーホール再開

東日本大震災の折高々震度5弱の地震で7年しか経っていない近代建築の音楽ホール天井が崩落、事故というより考えられない事件だった。

当時オルガニストがリハーサル中だったが怪我はなかったとのこと。しかし当時の報道は幸い観客がいなかったので、というものだった。しかし約2000席の音楽ホールが満席だったら悲惨な結果になったことは必定で、愕然としたのは私だけではないだろうし、3〜4回訪れたことのある私には人ごとではなかった。

その後一体どういう経緯でホール建設が発注され設計がされていたのか、どういう工事がなされたのか、どういう検査がされたのか大問題にもかかわらずほとんど言及されてこなかったことも問題だ。当然川崎市会(市議会)でも取り上げられたはずである。

以来2年拠点にしている東京交響楽団は大変な苦労を強いられたことだろうし、音楽ファンにとっても寂しいことだったろうと推察する。もちろん何もしていなかったわけでなく4月1日にめでたく再開となったのは慶賀の至りではあるものの、マスコミ報道、市当局の発表にも崩落の原因、責任追及に関する事項が欠落しているのは解せないことである。再開に伴いホール音楽工房内企画展示室で、再開へのあゆみ展が4月7日まで行われているとの新聞記事があり覗いてみた。復旧工事の映像記録上映も含め被害状況、復旧工事実施の状況などが復旧資材の展示も含め行われている。しかしここでも技術論に終始し責任追及への言及はなく不十分だ。

大勢の人が集まるこうした公共施設の安全性が担保されていなかった事実は、隠しようがなくただ直した復旧しただけでいいはずがない。責任の所在とそれに対する追及がなされ、その上に技術論でなくてはならない。私はまだホールに行く気にはなれないのだ。

*なお、川崎市は昨年12月25日施工業者外に本年3月25日期限の損害賠償請求を行ったが、期限までに支払いがなされなかった。3月29日に督促及び追加を含め総額約19億円の請求(付期限4月12日)をしている。市民の権利を守るためにも厳正な対応が求められている。

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