スイスアーミーナイフというとウエンガーとビクトリノックス。それぞれにファンがいますが私はウエンガー。2005年、ビクトリノックスに買収されてしまいましたがブランド名製品共に存続、傘下とはいえ幸いでした。しかし最近懸念していた事態が・・・。来年からアーミーナイフ、キッチンナイフはヴィクトリノックスに統一と発表されたのです。両ブランド競合商品があり、合理化でしょうが微妙に異なるウエンガーがなくなってしまうのは寂しいことです。昨今は世界どの有名ブランドでも創業以来というのはむしろ少ないのでは、が実態。オメガはスウオッチグループですし、私の好きなコルムは今や中国の企業グループ中国海澱集団だそうで正直がっかり。ジャガーはインド・タタ自動車の子会社。
そのウエンガー、写真のナイフは最も小型の物ですが高い品質で非常用に好適。特にはさみはレバー式でビクトリノックスの同様モデルよりその機構、刃の部分共に優れていて愛用しています。
以前台風による避難場所になった小学校に応援に行ったことがあります。区役所から持ち込まれた毛布がアルミシートで圧縮パックされていて、湿気を含むこともなく清潔に保管されていたことが分かります。ところが避難してきた人に開封して渡す段になって気付いたのが、どこから開けるかでした。一カ所切れ目の入ったところがあるのですが、印がなく何しろピカピカ光るので容易には分からず大弱り。そこでウエンガーの小さなナイフのハサミを取り出し、端を少し切れば難なく取り出せ、渡すことができました。ナイフでは案外難しいのと、刃が危険なのでハサミが好適。しかし100枚以上だったか、大活躍でしたが大変でした。
ハサミの刃に注目してもらいたいのは細かいギザギザで、そのため刃こぼれがほとんどなく切れ味が落ちません。この加工はウエンガーだけだそうです。その外爪ヤスリ、ピンセット、そしてこのモデルにはLEDランプもセットされていていざの時有用、しかも小さいのでいつでも携行できるのです。似たものはありますが信頼性はウエンガーが一番でしょう。
いずこも歴史の長い本物を作るメーカーがその商売下手から、同業メーカに駆逐されたり買収されてしまうことがあり、残念です。消費者も宣伝や価格だけでなく、その本質を見極める目を持ちたいものです。これはなにも消費財に限らず政治にもいえ、マニフェストなどという怪しい横文字に惑わされ民主党政権を作ってしまった主権者がいました。その反動であろう安倍政権への高い支持率とはいえ、常に見極め、冷静に判断する目を養わなければならないのです。


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