シャンツァイ、コリアンダー、パクチー 、中国パセリ・・・など様々呼び名があって、和名はカメムシソウ。和名のカメ虫の臭いのようなと言われる強い香りから、好き嫌いがはっきり分かれる野菜。以前はスーパーあたりではほとんど見かけなかったが、エスニック料理の流行りとともに決して安くはないが入手が楽になった。
私は大好きなので、サラダ、ラーメン、味噌汁など何にでも状態で刻んで入れてしまい、独特の癖のような風味を楽しんでいる。世界三大スープのタイ・トムヤムクンにはなくてはならず、そのラーメンを見つけてからは特にお気に入りになっている。
しかし、外で食べるときはまぶすほどにしかなく不満になるのがほとんど。思い出すのは10年以上前になるが友人が香港で和食レストランを経営していて、訪ねたときだ。地元の人が行く大衆的な店で食事。量も多いし、客も多い。そのうるさいこと、賑やか。各テーブルに香菜が山盛りになったボウルが置かれていた。友人が夏バテに一番良いのだと何の料理にも載っけて、私にも勧める。これが美味い。メリハリが利いて食が進み、何となく元気が出るようにも思えた。
日本でもタイ料理屋に行きそのスパイシーさを楽しむのだが、香菜の量が少な過ぎ大体欲求不満になる。ある記事にビジネスパクチーにご用心というのがあった。とりあえずパクチーを入れましたというやっつけ仕事のようなメニューが多く問題だ。パクチーは料理の究極の引き立て役だからまず料理本体が美味くなければ話が始まらない。パクチーだけトッピングとして別料金で用意の方がよいと言った内容だった。私は激しく同意したい。香港での経験を思い出した。
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