2014年7月5日土曜日

号泣兵庫県議


政治家は誰のために仕事をしているのか
このところ大臣の失言、都議のセクハラヤジ、どうにもならないと思っていたら今度は号泣釈明の兵庫県議、呆れるというか、公人の度重なる失態に悲しくなってしまうのは私だけではないだろう。役人もそうだが政治家は誰のために仕事をしているのか、全く分かっていない輩が多いことに愕然とせざるを得ない。石原環境相の「最後は金目でしょ」発言は本音が出たとしか考えられないし、これまでも平成24年自民党総裁選直前に福島原発事故による汚染土処理場をオウム真理教の一色村にあったサティアンみたいだというなど、およそ配慮が出来ない人間性を露呈している。出馬にあたって、幹事長として支えていたはずの総裁に対して谷垣さんを支えていたわけではないといい、この人からはいわれたくないが麻生現副総理に「平成の明智光秀だ」と言わしめた人物なのだ。政治家、ましてや大臣の立場というのはその立場がえらいのではなく、いかにに国民の役に立つのかに掛かっているのである。

本音
昔は酒の上でのこと等と甘かったが、むしろ本音が出てしまうのが理の当然で、今は許されるものではない。同様ふとしたときの発言に、いつも思っていることを吐露してしまうものなのだ。石原大臣に限らずお詫び会見で必ず、真意が伝わらなかった、誤解されたなどと共にマニュアル化された頭の下げ方で臨むが、一時の我慢が見透けて不愉快だ。聞かされる主権者たる国民、分けてもその政治家を選出している選挙区の有権者は、しっかり見極めなければならないだけでなく、選んだ責任も認識して欲しいものである。こうした発言の結果、福島の事案が遅れるなど責任を自身で取るべきで、いずれお辞めいただかなければ、というより秋口にも予想される内閣改造での交代要員だろう。

セクハラヤジ
都議会の品のないヤジに至ってはなにをかいわんや。いやしくも公人としての矜持も持ち合わせていないのだ。しかしこうした議員に議席を与えたのは有権者であり、本来投票したら終わりでなくその活動の監視も必須なのである。都議会議員の待遇は地方議員中日本一であって、過去には国会議員同様公設の秘書まで要求しようとした経緯がある。さすが実現はしなかったがおごった態度と言われても仕方がない。問題なのは都民がほとんどそうしたことを覚えていないということである。今回のセクハラヤジについては報道されているとおりだが、インタビューを受けヤジったことはないと答えていた都議が自民党石破幹事長が名乗り出ろととした後、言い訳に終始のみっともない会見で認め、会派離脱という都民には分かり難い形での決着を図り、本会議でも今後こうしたことがないようにすると言う曖昧さで終わらせた。その後も外のヤジ議員にも名乗り出ろと石破幹事長が重ねて即したにも拘わらず出ていない。もっとも国会でも自民議員から同様ヤジがなされたことが判明、真摯な対応を求め続ける必要がある。

ヤジを受けた女性都議については、週刊誌の格好の題材にされているが有権者はいずれにも次回選挙で正当な選択をしなければ今回のようなことになることを認識しなければならない。

真打ち登場
しかしそうこうする内に真打ちというべき号泣兵庫県議が登場。驚くというより呆れる、いや悲しむべき事態だ。議員云々より人として?としか評論できない。こうした人物が選挙を経て議席を得たというのだから投票した有権者は今どう思っているのだろうか。いやしくも公人、そして公金に拘わる事態なのだ。全く説明になっていないだけでなく、その後、マスコミに「追い詰められ自殺するかもしれない云々」なので取材自粛を求めるなど行動は常軌を逸している。議会にも辞職勧告すべきの動きが出ているそうだが、空出張を行い公金を搾取しさらに品位を貶めたたのだから犯罪で当然だ。

責任をとれ
2002年横浜市会(伝統的に横浜、名古屋、京都、大阪、神戸の5市は市会という)で、前代未聞の女性議員2名による議事妨害のための議長席占拠事件が起こった。排除のための実力行使にセクハラだと騒ぐなど目に余るものだった。最終的には議会によって除名されたのだが、兵庫県議に対しても適用されるべきだ。

日本人は権威に弱く、夫れがブランド信仰に繋がるのだが、理研の問題にしてもそうで国費を使い根拠を失ったSTAP細胞を張本人まで使って実証実験するなど、およそ科学的でない対応に終始し、タックスペイヤーである国民を愚弄している。マスコミも早稲田大学での博士号取得時の疑惑のその後がないのは、大学当局と共に非難されるべきなのである。


参議院は2年後、総選挙は秋口にもなどとの報道もあるが近々にはなさそうで、来年の統一地方選挙が有権者権利行使の年になる。以前は国政選挙でも政党より人柄で選ぼうと言われたものだが、今まで以上に立候補者の資質をその政策のみならず人物をも見極めて、投票したいものである。私たちは賢くならなければならない。



*共にYouTubeから

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