2015年3月6日金曜日

ダイソー100円ワイン

ボジョレーヌーボーでブームになったり、100万円のロマネコンティが云々とどうも本来の味でないところで盛り上がるのが日本人かな、と思ってしまう。マスコミに踊らされてしまうせいもある。

骨董的価値で高いワインがあったり、投機の対象だったりで、飲むためのワインが変に使われるのは嘆かわしい。
またこのところワインに限らないが、口当たりがいいとか赤ワイン特有の渋みが少なく飲みやすい、フレッシュでフルーティとか、ならば葡萄ジュースを飲んだら、と言いたくなるような評論もある。

最近は500円前後で優れたチリ辺りの赤ワインがあって、好ましい。葡萄栽培に適した広大な土地がありフランスより広いと言われている。近年品質向上がめざましく、また赤に限って言えば代表的なカベルネ・ソーヴィニヨン単一品種によるワインはボルドーで少なくなっているためもあって、本場を脅かす存在と言える。

そんな中、100均のダイソーで昨年確か200円とか400円(750ml)のワインが売られた。Mad in EUの赤を飲んだが色も味も薄く値段以下の評価しかできなかった。その後しばらく見なかったが今年になりフランス、ラングドック産(近年注目されている地域)で250mlの可愛らしい小瓶の赤白ロゼ、赤は何とカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、メルローと単一品種による提供としゃれた展開で驚かされた。750ml換算で324円。酒の安売り店で370円ほどのものは見たことがあるが、それに比べても安い。

カベルネ・ソーヴィニヨンを飲んだ。色は深い色調の赤、ライトよりはミディアムに近いボディ、タンニンも十分ではないが昨今の薄さではなく好ましい。で、価格を考えると信じられないパフォーマンス。シラーが特にうまいとの評判を聞いて、買いに行ったらワイン完売しましたの看板。その後カベルネ・ソーヴィニヨン、ロゼ、白が入荷した。

何れにしろ、100円でカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、メルローそれぞれを楽しめるのは驚き。その外チリを始め南半球各地に優れたカベルネ・ソーヴィニヨンのワインがあり楽しみだ。ダイソーでも検討してもらいたい。

酒類の販売業免許の関係でダイソー各店での販売ではないが、見つけたら試していただきたい。

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