脅迫書き込みをしたとして2人が逮捕され、その後第三者が実行犯の可能性を排除できないとして釈放された、との報道があった。いかにも捜査機関の言い訳「第三者が実行犯の可能性を排除できない」、「ウイルス感染により第三者がPCを操作を想定していなかった」。取調は可視化されていたのか、それこそ第三者機関による厳しい検証が必要だ。無辜の市民が突然逮捕され起訴までされたことの重大性を、報道機関も国民も自身のこととして注視しなければならない。
PCが普及するにつれてコンピュータウイルスの問題が発生。当初の無関心からセキュリティ対策ソフトを常駐させるのが常識、いや義務を理解せず自分は大丈夫というユーザーが多かった。結果メールを通じて感染、USBメモリなどメディアから、また今回のようにフリーソフトのダウンロードによる感染も多発してきた。自身だけが被害を被るなら自業自得だがそのPCを踏み台にして他へインターネットを通じてばらまくという加害者になってしまうリスクも認識しなければならない。
竹島問題後韓国からのサイバー攻撃が日本国内のPCを踏み台にしてだったとの報道もある。尖閣諸島問題後の中国からのサイバー攻撃もある。詳細な報道は手の内をさらす懸念からかないが、適切に政府機関が対処と信じたい。もっとも民主党政権では懸念が残るが・・・。
嘗てマッキントッシュPCを使っている人のほとんどがウイルスはウィンドウズだけの問題、だからMACが優れているとという誤った認識だった。しかもアップルジャパンはアンパイアの重装備の人とチノパンの軽装の人をTVコマーシャルに登場させMACはウイルスの心配がないから重装備(セキュリティ対策ソフト)は不要、と宣伝までした。圧倒的にシェアの大きいウィンドウズが狙われ、少ないマッキントッシュにいたずらが少なかっただけで認識不足も甚だしいものだった。事実シマンテックでMAC用のセキュリティ対策ソフトも当時から用意されていた。
今回の事件でのフリーソフトからの感染のウイルスは、市販のセキュリティ対策ソフトでは検知できない、ということでことは深刻。誰でも突然逮捕されてしまう可能性があるのだ。
スマートフォンの普及に伴いしばしば個人情報が抜き出されたりの事件が報道されている。私は東芝T-01Aという端末(スマートフォンというよりポケットPC)を2年半以上ドコモ回線で使っているが、購入当時ソフトバンクでも型番は違うが(X02T)同じものを売っていた。前者にはマカフィーのセキュリティ対策ソフトが装備されているが後者にはなし。セキュリティに対する両社の違いがあってソフトバンクの認識が低いといわざるを得ない。現在それぞれのOSに対してのセキュリティ対策ソフトが用意されているので使用者は社会的責務として装備しなければならない。
インターネット時代、セキュリティ対策にもっと関心を持ってもらいたい。
*セキュリティ対策ソフトの例Avira、PC(Windows、Mac)、スマートフォン(Android)用。無料もある。
www.avira.com/ja/for-home
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