2012年10月14日日曜日

橋下徹にみる民意

国民の意見。しかし誰が測るのだろうか。私たちは新聞紙面、テレビ画面などマスコミであったり、あるいは噂から知ることになるのが普通だ。

世論調査
世論を測るのに統計的手法でその正確さは検証されているといい、実際各社の調査にそれほどの差異がないことをみればうなづける。その上でそれをみた人々が次の調査までに影響を受けることは考えられる。一つは大阪橋下市長に対する調査結果だ。率いる維新の会に支持が多いと集中豪雨的にマスコミが騒ぎ立てれば、影響を受けないはずがないではないか。支持する側からはやはり、となりアナウンスするだろうし、懐疑的に見る側からはおかしい、何か問題はと探求しこれもアナウンスだろう。20年ほど前日本新党細川護煕の報道もそうで、細川なしで明日の日本はないがごとき持ち上げ方だった。結果、小沢一郎の策謀で首相に。しかし忘れているかもしれないが佐川急便疑惑でわずか8ヶ月で辞任。夜中の国民福祉税、「腰だめ」の7%と当時の大蔵省のいいなり会見など、今思っても野田の先駆けのようなものだった。

橋下徹
受け手の思慮が深ければことの本質に迫って正当な判断をすることになる。そう考えれば政党化された日本維新の会の支持率低下はまともな日本人の判断力を大いに示しているといえる。

元々橋下は大阪府知事選に、自民から出馬打診されたとき断り、2万%ないとまでいった。およそ%は100が最高だから2万などという人を食ったような表現に違和感をもったのは私だけではないだろう。細かいことというかもしれないが、人はこうしたときにその品性が出るものだ。喧嘩腰の物言い、極論批判が出ればハードルを低く、みんなの党と決別と思えば、支持率低下をみるとSOS。竹島共同管理などと歴史もなにも考えず、国政に口を挟もうという人間の発言と思えない言動には、国家観のなさがはしなくも露呈している。

参加の国会議員の質は論評に値しない。ましてや擁立するという中田前横浜市長、そのまんま東前宮崎県知事、山田前杉並区長、申し合わせたように橋下代表と同じ下世話な資質の持ち主だ。

私たちは・・・
一人のヒーローを求める愚かを犯してはならない。日頃何らかの機会に各級議員に会うとき支持している相手であってもただ頑張ってでなく、例えば消費税はどうなっているのか、あるいは尖閣諸島問題は、中国に対しどう考えるのかなど質してもらいたい。それが議員にも緊張感を与えることになる。議会制民主主義の我が国であっても我々は議員のみに、いわば人任せにせず選挙の時だけでなく参加しなければならない。

*大阪市役所 Нет architectureホームページから

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