2012年11月18日日曜日

衆議院解散

近い将来、近い内、国語の授業ではあるまいしこの3ヶ月うんざりしたのは私だけではないだろう。

野党党首として解散を迫るのは当然とはいえ、解散権を縛る時期の明示をしないのは自民党政権でもそうだった。谷垣に代わった安倍総裁も同じことの繰り返し。約束を破った・・・嘘つき等々品性に欠けるやり取りを続けてきた。自民党ならこうするという政策を国民は聞きたかったし、それで追いつめるべきだった。

民主党は解散恐怖で逃げるばかり、野田から党首討論を求めたのが11月14日。支持率低下、今解散しても延ばしても半減どころかの議席減は免れない。ならTPPで踏み絵、自分と同じ考えの議員が一定数勝ち残れば、選挙後自公で過半数とれない状況でキャスティングボートを握り政権の一角に食い込めると算段したのだろう。松下政経塾出らしいソロバンだ。

党首討論で16日に解散してもいいと思っている、と明示は極めて異例。自民党政権時代総理は公定歩合と解散は嘘を付ていいといわれていたが、自分は違うと小学校時代のことまで持ち出して正直者を装っても、政権公約を反故にして消費税増税を成立させたのだから大嘘つきは自明の理だ。

安倍総裁は党員投票で石破に大きく差を付けられ、議員投票で逆転の負い目はあるものの、野田とは人格が違うのは明らか。定数減それも何十という数、これを行うならと挑発されたが、安倍は2党間で決めることではない、国会審議を尽くして、と議会制民主主義をないがしろにするがごときの野田に対して、安倍の見識が勝っていることを示した。

伊吹自民党元幹事長は自己愛解散といっているが、党首討論を呼びかけての誘き出し解散だ。いずれにしろ野田は国民無視のみならず、民主党のことも考えず自身とそのグループの保身でしかない。

19年前総選挙の後第一党の自民党をはずした野合連立の細川政権を小沢一郎が作り、今日までの混乱に繋がっていることを想起してもらいたい。2大政党を希求する小選挙区制がなにをもたらしたか、政党が今幾つあるかすぐ答えられる人はいないだろう。

それにしても解散、つまり首になったのに与野党ともに万歳と拍手、なぜだろう。半数程は帰ってこられない「前」代議士たちのやけの万歳か?

今回の総選挙を通じ有権者は確かり候補者を見極め、政治に参画する意識を持って投票に臨んでいただきたい。

*写真:MSN産経ニュースから

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