2012年11月7日水曜日

DigiFi No.7付録USB DAC付デジタルパワーアンプ

昔から雑誌の付録は楽しいものです。しかし昨今の付録はと見ると驚き。スピーカーやなんとアンプまで。本が付録では、と思うほど。

少し前になりますが8月末にでた、別冊ステレオサウンドDigiFi No.7の付録がUSB DAC付デジタルパワーアンプだったのです。6月ぐらいから話題になっていて、私も入手しました。ちゃんとした本がついて、9×7×2.5cm程の小さな基板にDAC(デジタルアナログコンバーター)と10W+10Wメインアンプがついているのですからデジタル技術の進歩に驚きます。

さて私の骨董的PC(98SE→XP)ディスプレイはブラウン管!、に繋ぎスピーカーも手持ちの往年の銘器オーラトーン5Cで音出し。ところが音量がとれずボリュームを上げると歪んでしまいます。さて10Wあれば、のはずですが・・・。しかし電源がUSBのバスパワー。限界があります。そこで音が小さいときに電力を、写真で分かる大きなコンデンサーに貯め音量が必要になるとそれを使うという凝った仕掛け。しかし限界があるのでSPは能率が高い方がよく、オーラトーンは低く厳しかったのです。

そこである人のブログにブックシェルフスピーカーを1本1,000円で中古を買って繋いだらビックリ、よい音でとあったので、真似しました。有名な店でなく横浜は横浜橋商店街近く、地元のリサイクルショップを覗くと有るんですね何種類ものSPが。傷一つなくネットもきれいなKENWOODの物が2本でたったの700円。嘘みたい。どうやらMD/CD・カセットミニコンポのSPだけ。そのためコードが直付けの不満も。でも700円文句ありません。調べると9年前発売、84dB、30W。それにしてもきれい。

とにかくセットアップ。今度はまともな音、いや十分な鳴りっぷり。ソースの録音状態も分かり正にHiFi。低音ブースト(ほとんど不要)時クリップしますが案外ダンピングも効いて聞きやすい音で驚き。スマートフォン(東芝Windows Mobile T-01A)に貯めたファイルをBluetoothでPCに飛ばして楽しめちゃいます。元々データそのものはデジタル信号でそれをPC内部でアナログ変換、オーディオ信号にするのですからデジタルノイズだらけの環境で汚染されてしまい、いわゆるデジタル臭い刺激的な音になってしまいます。USBで直接データを取り出し外部で変換なのでピュアなオーディオ信号となりよい音になるのです。分かっていても実際に体験すると実に便利。

真空管アンプのレコードシステムがメインでそれは次元が違いますが、普通にしかも便利に楽しめるのでPCオーディオも料理の仕方なのです。ブックシェルフSPの使い方は知っての通りこつがあって、壁につけたり直に置いたりすると低音がブーミーになり抜けが悪くなって胴間声になります。私の場合はデスクトップオーディオでSPを机に置いていますが、壁から10cm離し底には500円玉5枚づつ3箇所インシュレーター代わりに入れ浮かしています。2本で6箇所なので30枚15,000円高価なインシュレーターですね。未だ少し中域に濁りがでますが十分ジャズ、ロック、クラシックも楽しめ、スマホ経由で外国のラジオ局でBGMにも使えます。

案外このKENWOODのSPはまともな音がして、とても700円(9年落ちの中古ですから)とは思えません。最近これほど遊べたのはDigiFiのお陰と感謝。秋の夜長世界の音楽を海外ラジオやYouTubeで楽しむつもりです。

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