STAP細胞に絡んで様々疑惑が噴出、賑やかなことになっている。華々しく新聞一面を飾ったことを考えればその落差に驚くばかり。しかし昨年の食品偽装、またIPS細胞の折にも怪しい東大の研究者がいたり、さらには捜査機関での調書捏造もあって偽造、捏造、改竄列島ともいえる状況が現実。
当初単純な写真の取り違えとかの説明だったが、情報が瞬時に世界を巡るインターネットの時代、次から次ぎに疑惑が指摘され、もはや隠蔽は不可能。早稲田大学での博士論文のずさんな審査も明らかになり、いったい誰の責任なのか明らかにしなければならない。ウエブでアメリカ国立衛生研究所(NIH)の文書と小保方ユニットリーダーの論文の対比を見たが「'」アポストロフィーの形が微妙に異なるとか、見出しが変えられているぐらいで、内容全く同じ。引用ではなく言われるコピペだ。結局倫理観さえ欠如していることが明らかになっている。文科省所管の独立行政法人たる理化学研究所の運営体制もどうなっているのか、座視できない。
この段階でその研究態度が明らかになっていれば今回のように世間を騒がせることにはならなかったのだろう。
ゴシップ紙と同じような集中豪雨的興味本位の報道は、真実を伝えるという本質から外れていて、そのためにこうした事態を招来したともいえる。
ややこしい名字の偽作曲家の事件もそうで、曲の絶対評価でなくやれ被爆二世とか全聾にばかり基準がおかれ、現代のベートヴェンにいたっては呆れるばかりだ。広島と標題づけられた曲は広島にとって迷惑の極みだろう。聴取料をとっているNHKは、提灯をつけまくったのだからその責任は重い。
STAP細胞問題もリケジョだとか祖母からの割烹着とかおよそ本質から外れたところの取材に走り、興味本位にしてしまった。人の倫理観にも絡む重要事であり、自ずから報道姿勢を律しなければならなかったのである。
洋の東西を問わず、いや我が国民性の熱しやすく冷めやすいを改めて自問自答したい。
*博士論文比較[difff(デュフフ)文章比較ツールによる] 左NIH、ブルー部分のみ異なる。
http://altair.dbcls.jp/difff/dev/obokata_copypaste.html

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