前回サッカーとマナーに触れたが、メキシコオリンピックの折り現地で飲んだビールを、たまたま寄った東急ハンズで、世界のビールの一つとして売っていた。昨今薬屋(ドラッグストア)でも酒を売っているので驚くにはあたらないが、ドイツ、ベルギーやイギリスなどのものは多くてもメキシコはそんなに見かけないので、思わず買ってしまった。いかにもメキシコというデザインで瓶なのがまたいい。
袋に入れてくれるとき気付いたのが口を閉じるテープ。写真で分かるように、テープの端を折り返して剥がし易くしてあるのだ。これを若い男性の店員がさり気なく行っていた。東京オリンピック招致が決まったときの「おもてなし」に匹敵する「こころくばり」、和の心。グローバルスタンダード、効率、生産性・・・その裏で忘れてきた古来の日本のよさを改めて考えたい。
さて、メキシコのテカテビールは大手でどこでも飲めるのだが、昨今の日本の生、のどごし・・・どちらかというとさっぱりというか薄味とは異なり、軽いが味がある。こうしたところが時に外国のいわば地ビールを飲みたくなる所以。調べた限りでは生ではなく熱処理によって酵母を殺菌しているようだ。なのでラガーと思っていたが、正確には下面発酵かつ低温で長期間熟成がラガービール。生もありキリンのラガー生がそれ。個人的には違和感がある。
ともあれワールドカップの日本代表も発表されたことだし、久しぶりに今夕はメキシコでの日本銅メダル決定戦の興奮を思い出しながら、テカテビールを楽しむことにした。これにタコスやトルティーヤなどメキシコ料理があれば最高なのだが。
0 件のコメント:
コメントを投稿