このところアナログレコードや機械式時計の人気が高まっていて、喜ばしいことです。正確性なら電波時計やガラケーの時計でも完璧と言って良いほどです。しかし手巻きや自動巻の腕時計の魅力は、あたかも悠久の時を刻む太陽系のシステムを腕に付けているように感じられるところでしょう。
自動巻きのパワーリザーブ、巻き上げて最大何時間動作するかの時間が大体48時間ほど。中には72時間、3日間持つものもあります。週休2日の場合金曜の夜外すと、月曜の朝には止まっていてあわてることになります。そこで登場がウォッチワインダー。写真は15〜6年前買った中国製。1万円ほどと決して安くはなく、ACアダプター、時計部のダストカバーもないいたってシンプルな作り。単2、2本で約1年動作。右回り、左回り、その組み合わせなど動作も何通りかプログラムされています。ワインダーの使用はモーターによる帯磁の悪影響などで、時計の寿命を短くすると言う人もいますがワインダーに46時中セットするわけでもなく、説明書にも現代の腕時計は防磁能力が備わっているので問題ない旨も明記されていました。さらにモーターから時計まで十分離れていて影響はない状態です。引っ越しで行方不明だったのが2年ほど前発見。以来使っていますが動作音も低く故障なし、お陰で休み明け止まっていてあわてることがなくなりました。
今見てもシンプルなデザインは、これ以上そぎ落とすところがない美しさで、プラスチックのボディはシルバーと黒のコントラストも見事。様々機能を加えた最近のものは、価格もこなれてきていますが、これを上回るデザインを見たことがありません。
新たに機械時計を安価に製造しようと、日本のベンチャー企業が企画を進めている様子の番組がありましたが、現在の我が国では職人もいなくり困難な様子がでていました。中国の工場で技術は世界一だと豪語する経営者もいて、ものづくりを改めて考えなければなりません。とぎれてしまった技を復活には大変なエネルギーが必要になってしまいます。
考えなければならないのは、アップルiPod裏蓋のステンレス磨きの技が卓越していると話題になりましが、作らせているアップルが儲かることに注目すべきなのです。商品コンセプトが優れていて、さらに製造技術が、でなければなりません。ウォークマンのソニーがメモリースティックを作りながら、なぜ半導体ミュージックプレーヤーを作れなかったのか、創造力いや「想像力」が足らなかったのだと思います。
話がずれましたが、このワインダーは香港が中国に返還されてからの製品と思われます。以前からUKデザインの香港製には案外見るべきものがあって、これもその一つでしょう。


0 件のコメント:
コメントを投稿