2018年7月28日土曜日

岸田政調会長総裁選出馬断念

岸田政調会長の総裁選不出馬を聞いてそうだろうなと思った。以前からお公家集団と揶揄される宏池会らしい政治家、とは言っても嘗て宮沢は金丸を笠に着た小沢の面接を受けても総裁にの「根性」はあった。今に至ってまで禅譲云々が取り沙汰されることに本人はどう思っているのだろうか。総裁総理を目指すのは国のため、国民のためであっていかな困難があっても己をむなしくして命をかけなければついていく者はいない。次の次なのかの問いに、誰をリーダーにし、どんな体制で臨むのか。国民生活の安定や国際社会の平和や繁栄につながるのか。こういった視点から総裁選を考えるべきではないか。(読売記事)とまるで他人事。菅官房長官は記者会見で、安倍総理に会った事実はない、と不出馬を電話で伝えた前日に会って話をしたとする政調会長の言を真っ向から否定、全く出処進退ができていない。元総理の麻生が副総理、組織論から言えばおかしなことだ。しかしその麻生でさえ総裁選は4度の挑戦だった。小泉純一郎は言うに及ばない。

 

こうした状況を見るにつけ、昨今野党の体たらくは放おっておいてよいが自民党各「政策集団」間の論争がないに等しいのは主権者たる国民にとっても大問題だ。派閥は人を育て政策を掲げ総理総裁へ闘ったものだ。党執行部に権力集中の小選挙区制導入以来派閥が力を失った結果だ。小選挙区に反対だったがその特性を一番知っていたのが小泉純一郎で、郵政解散時の刺客を見れば明らかだ。

 

今回の岸田出馬断念に伴い、意欲だけはある野田は元々国家観などなく、総務大臣でありながらの不祥事と身辺からの問題で資格がない。悩ましいのは、石破で自民党が一番苦しいときに党を割っていて、若い党員の中には問題視しない傾向もみられるが信頼性に疑問符がつく。

 

今更遅いが政治家、官僚、更には責任あると思われていた企業人の倫理崩壊に大方の主権者はあきれている。恥を知らない人物の跋扈が国を危うくすることに気付かなければならない。昨今の自分は特別扱いされてしかるべき、大方の事は許されるとの稚拙なエリート・特権意識からもたらされるのであろう。法律に触れていないから問題ないであるとか、詫びるといいながら誤解を与えたとすれば言葉足らずで・・・、言い訳になりもしない、いや全く悪いと思っていないが謝った形を作っておこうというだけなので、とっくに主権者には見透かされている。今朝も文科省官僚の収賄容疑で逮捕の報道があった。文科省に限らないがモラルは底割れしてしまったようだ。国のトップとしての総理に責任がないとはいえない。

 

Wikipedia

 

Windows 10 Phone から送信

 

0 件のコメント:

コメントを投稿