2020年9月18日金曜日

ミューザ川崎シンフォニーホール コンサート

 Covid-19のため3月みなとみらいホールでの読売日本交響楽団によるブラームス交響曲第1番が中止。その頃予約した9月13日ミューザ川崎シンフォニーホールでの、ベートーヴェン生誕250年にちなんだピアノ協奏曲第0番他が開催されるか気を揉まされた。 


幸い行われることになり(人数など調整は大変だったと思われる)知人と鑑賞できた。チケットを係りがも切るのが普通だが、感染予防のため自分で切り見せた後箱に入れるという方法だった。もちろん席は間引かれ満席の半分程。お陰で知人との開けた席にバッグが置けた。


さていよいよ演奏開始が近付き、万雷(いつもより少ない聴衆が精一杯)の拍手で若い指揮者登場。演奏者も機会を失ってきたせいで喜びが顔に現れている。すると指揮台に小走りで向かい拍手が鳴り止む前に指揮棒を振り下ろし、スッペの喜歌劇詩人と農夫序曲が始まった。


楽団員も喜び爆発。えらく元気な農夫といった風情。指揮者原田慶太楼はシンシナティポップス・オーケストラでの経験もあるとのことで明るくメリハリの聞いたよい意味でアメリカの響き。


ベートーヴェンピアノ協奏曲0番は14才で作曲。オーケストレーションは失われていたが後年1943年に復元され今回はそれによる演奏。モーツァルトの影響はあるものの後のベートーヴェンを思わせる爽やかで親しみやすい楽曲。終わりが少々淡白に私には思える。ソリストはこれも若手鐵百合奈。


終わりはプロコフィエフ交響曲第5番。大太鼓が大活躍、まるで太鼓交響曲のようだった。とにかく聴衆も演奏者も喜びが満ち溢れる久し振りのコンサートだった。Covid-19の終息を願わずにはいられない。




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